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SPブレード9レビュー|変えて2か月で女子400m走63.25→59.58へ自己ベスト大幅更新|アシックス陸上短距離スパイク

これは高校2年の娘の話しです。

女子400m走を専門種目にしていますが、スパイクを変えただけで4秒近く自己ベストを更新しました。

娘の友達にも同じスパイクをすすめると、その子も女子400m走で約3秒更新。

その魔法のようなスパイクはアシックス(asics)のSPブレード9です。

今回はこのアシックスSPブレード9のすごさについてご紹介したいと思います。

※決してアシックスの回し者ではありませんので^^;

アシックスSPブレード(BLADE)9で高校女子400m走2か月で自己ベスト4秒更新

娘の7月までの400m走のベスト記録は63.25でした。

その時履いていたのは4月に買ったばかりのエフォート(EFFORT)13。

エフォート13は学校に置いていて持って帰れなかったので、持っている実物の写真ではないですが、ホームページからエフォート13の写真を拝借させて頂きました。

4月から7月までの4か月間、このエフォート13を使っていましたが記録がなかなかのびず悩んでいた時YouTubeでシューズの底が硬いものの方が記録が出るというのを見て、「これだ!」と思い調べまくりました。

ミズノなどの他メーカも調べてみましたが、デザインや色も選択の材料にしていくと、最終的にたどり着いたのが今回ご紹介しているアシックスのSPブレード9でした。

この鮮やかな蛍光イエローがかっこよく、娘と選んでいて二人ですぐに気に入りました。

探していたのは7月13日でしたが、この色はSPブレード9の新色モデルで発売が2日後の7月15日でした。なんとなく運命的なものも感じてしまい、すぐにネットで予約購入。7月15日の発売と同時に送ってくる手筈となりました。

SPブレード9の特徴など詳細については、このあとの「アシックス(asics)SPブレード9ってどんなスパイク?」の章で紹介しています。

娘はこのSPブレード9に変えて、次々と自己ベストを更新していきました。その時の記録がこちらです。


5月6日 地区総体: 63.38 予選落ち
5月29日 県総体: 63.23 予選落ち
6月25日 県選手権大会: 63.43 予選落ち
7月9日 記録会: 63.25 予選落ち
7月15日 ~SPブレード9☆ゲット!~
7月23日 高校対抗地区大会: 61.22 第8位
8月22日 高校対抗県大会: 59.98 第8位
9月3日 新人戦地区予選: 59.91 第5位
9月17日 新人戦県大会: 59.58 第6位

SPブレード9に変えただけで、すぐに【63.25→61.22】と2秒も更新しました。

これには本当に驚きました。スパイクだけでこんなに違うものかと。

その後も自己ベスト更新の勢いは止まらず、今シーズン最後の大会では【59.58 県大会6位】というこれまでの記録からは想像できない、娘にとっては最高の成績で終えることができました。

今まで決勝になんて残れたこともく平凡な記録だった娘は、名前を呼ばれて手を挙げて一礼する夢の決勝に残ることができるようになり、しかも憧れていたそうそうたる選手たちと決勝で走れたことに、大会の帰りの車の中で泣いて喜んでいました。

SPブレード9に変えて、最終的には2か月で4秒近く更新することができたことになります。

すべてSPブレード9のおかげと言わざるをえません。

100m走では自己ベスト0.5秒更新

娘は100m走にも出場していて、SPブレード9のおかげで、【13.38→12.87】と0.5秒更新することができました。

7月9日 記録会: 13.38 予選落ち
7月15日 ~SPブレード9☆ゲット!~
7月23日 高校対抗地区大会: 13.03 予選落ち
8月22日 高校対抗県大会: 12.87 予選落ち
※9月の新人戦は完全に400mを専門にしたため出場せず

単純に400m走で4秒上がったということは、100mでは1秒上がらないのかと思いますよね。

400m走では後半徐々にスピードが落ちていき、ホームストレートでは足がもつれるくらいに辛くなっていきますが、SPブレード9では、100m0.5秒上がったスピードとスパイクの構造により前への推進力が活き、スピードの落ち幅を抑えることで、4秒という短縮につながったのだと思います。

実際に100mごとのラップタイムを計った結果をみても、ラスト直線の100mの落ち幅は劇的に改善されていました。

スピードが速くなくなることはもちろん、楽にも走れるようになるわけです。

スタートの姿勢にも大きな変化が

シューズはエフォート13ではありませんが、SPブレード9購入前のスタートの姿勢です。

これがSPブレード9に変えて1か月くらい練習したときのスタートの姿勢です。

少し角度が違いますが、飛び出しの姿勢が低くなっているのが分かりますでしょうか?そして、頭から足先まで一直線に体が伸び、第一歩を大きく前に持ってくることができています。

本人が言うにはスパイクが信頼できるので、低く大きく出ることができるとのこと。

そして一歩目を着いたあとも姿勢が起きることなく、2歩目、3歩目と前に低く出ていけるようです。つま先が上がっているので前に動ける、そして底が硬いことでかかとが落ちず足首を90度に保ったまま地面に着けるので、低い姿勢が維持できるのだと思います。

アシックス(asics)SPブレード9ってどんなスパイク?

底が硬く作られているシューズは、底をバネのように使え、つま先が上がっているので、かかとが落ちにくく前に進む推進力に優れています。

娘が言うには、つま先が上がっていることで勝手にどんどん勢いよく前に進んでいき、それが初めての感覚と言って感動していました。

そんな最高のスパイクですが、誰にでも合うわけではなくて、ある程度筋力がないと底がハードなだけに怪我をしてしまいます。

SPブレード9でいうと、女子100mで14秒を切るくらいの走力は必要だと思います。その時、娘は13.3秒、娘の友達は14.2秒でしたが、怪我もなく思い切って走れています。

固定ピンが入っていてタータン専用仕様なので、陸上競技場へ練習に行く時と、大会用です。写真の赤丸が固定ピンになります。

普段は学校が土のグラウンドということもあり、エフォート13で練習しています。普段の練習からハードなSPブレード9を使っていると怪我しやすくなるので、ちょうどいいと思っています。

また、生地が薄くてとても軽く包み込むようなフィット感で、娘も今までのと全然違う、と笑顔で言っていました。薄いのですがとっても丈夫な生地で、すぐ破れそうとかそんな感じは全くありません。

かかとについてですがとても頑丈でしっかりとしていて、かかとが弱いシューズは一度踏むとすぐ折れ目の跡がついてしまいますが、SPブレード9のかかとは少々踏んだくらいではつぶれもしません。

まとめ

アシックスSPブレード9は、生地やかかとなど全てが丈夫に作られていて、それでいてとっても軽くデザインも洗練されていてかっこいい、底はハードな材質でつま先が上がりスピード性能に優れている、ほんとに完璧なスパイクだと思います。

悪いところは・・

探しましたが、ありません^^;

来年娘は高校3年になりますが、SPブレード9で来シーズン、本人が満足できる成績で高校の陸上生活を終えて欲しいです。

SPブレード9、ほんとにおすすめですよ^^b

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